さいたま国際マラソン2017
日程:11/12(日)9:10-
テレビ放送:9:00-日本テレビLive
※日テレG+では11/19 15:30-,11/21 17:30-に録画放送
2020東京五輪につながるさいたま国際マラソン2017。好成績を残せば※日本代表の選考大会に出場する道が開けます。このページではさいたま国際マラソン2017を速報でお伝えします。
※日本代表の選考大会(マラソングランドチャンピオンシップに出場できるのは…日本人1位から3位(2時間29分以内)、日本人4位から6位(2時間28分以内)となっている。
最終順位
順位/名前 | 国籍 | Time |
1/C・ダニエル | ケニア | 2:28:39 |
2/ハブテゲベレル | バーレーン | 2:28:42 |
3/ダバ | エチオピア | 2:30:06 |
4/パデュー | 英国 | 2:30:34 |
5/岩出 | 日本 | 2:31:10 |
速報
Francis Storr
スタート:集団になってスタート、晴天、風は強め…スタートして1分ほどで吉田香織がいきなり先頭を走る。集団はすぐに縦長になった…先頭は招待選手で固まっている…
2㎞:早くも第1集団が抜け出す。先頭は吉田で、その他招待選手7.8人で固まっている。
5㎞:給水所を通過…1位はダニエル、2位岩出、3位吉田、先頭集団は7人・・・ケニアのダニエルがドリンクをとれず…隣の岩出が自分のドリンクをわたすが、ダニエルは飲まずにすててしまう…
7㎞:先頭集団は8人、日本選手は岩出と吉田…ペースメーカーがおらず、集団のスピードは遅目…
9:40頃:一般の部がスタート、川内も参加…川内がものすごいスピードでスタートしていく…
9km:先頭集団は小刻みなペースのアップダウンを繰り返している、それを嫌がり岩出が前に出ている…
10km:先頭は35:28で通過、岩出が先頭集団を引っ張っている… 給水ポイントが終わり登りになって岩出が少し飛び出す…第1集団が縦長になるがその後は落ち着いた…
現在の先頭集団:岩出、ハブテゲブレル(バーレーンの有力選手)、ダバ、吉田、ダニエル(世界選手権4位)、バデュー、オンゴリの7人。
15㎞:先頭は53:02で通過。15㎞を過ぎ、先頭の岩出がスピードをあげると、先頭集団から吉田、パデュー、オンゴリの3人が遅れた…
16㎞:レースは方向が変わり向かい風となる…岩出は力強く先頭を走っている…
折り返し1(17.6km):1位岩出、2位ハブテゲブレル…吉田はペースダウン、7位で先頭から離された…2分30秒遅れで10位内山…
18㎞:先頭集団は4人、岩出、ダニエル、ダバ、ハブテゲブレルとなっている…
20㎞:1:10:45で先頭が通過、ハブテゲブレルが靴ひもを結ぶため一時止まるがその後、追いつく…
22㎞:先頭集団は4人にしぼられる…風が強い中、岩出は先頭で走っている…ダニエルはついたり、離れたりしている…
折り返し2(23.2km):先頭は岩出で1:21:40前後に通過…
25㎞:1:28:04で先頭を通過…先頭集団は岩出ら4人…岩出が後ろの3人にペースをあげるよううながすジェスチャー…岩出はこのレース常に前で走っている…
27㎞:レースのポイントになる上り坂…岩出はやや表情が苦しくなり4番手に…
折り返し3(27.7km):1:37:35頃に先頭集団が通過…
28㎞:岩出があごがあがり、先頭集団から遅れ始める、足もとまってきた…ここで上り坂となり苦しい状況…単独4位に落ちる…ここからは2:29:00以内を目指すレースとなる…
30㎞:先頭集団の3人が1:45:34 で通過、岩出は1:45.54で通過…先頭集団ではハブテゲブレルが仕掛けて、単独1位に…
32km:しかし、先頭集団がふたたび3人に…
35㎞:先頭集団は3人のまま、2:03:08で通過、4位の岩出は2:04:04で通過…
36㎞:先頭集団は2人に…エチオピアのダバが遅れる…
37㎞:優勝争いはダニエル、ハブテゲベレルにしぼられる…
38㎞:のぼり坂でハブテゲベレルがしかけた…4位の岩出は5位のパデューに並ばれる…
40㎞:ダニエル、ハブテゲベレルが優勝争い…岩出は5位2:22:51で通過、2:29分台は厳しい状況…
41㎞:ダニエルがスパート、しかしハブテケベレルも粘る…
42㎞:並走してスーパーアリーナに近づく…ダニエルが前に出る…ハブテゲベレルが遅れる…
ゴール:ダニエルがゴール前で前に出で優勝!
レース総評:招待選手と一般参加の選手の実力がはっきりしたレース展開となった。招待選手が序盤から先頭集団を形成、日本の招待選手の岩出、吉田も積極的な走りを見せた。
特に岩出はタイムと優勝を狙い、果敢な走りを敢行して集団を引っ張った。
一方の海外選手はタイムより優勝を狙う走りで、中盤以降は明暗が分かれた。
吉田が17㎞ほどで脱落し、先頭集団は4人となる。相変わらず岩出が先頭でがんばったが、他の選手に前に行くよう促す場面もあった。風もある中での走りは岩出を消耗させた。レース中盤の28㎞あたりで岩出もついに遅れてしまった。ダニエル、ハブテゲベレルらは疲労が見える岩出をすぐに離しにかかり優勝争いを演じた。
岩出は日本代表選考レースの出場権を得られる2:29:00を目指したかったが、疲労は強くペースが落ちてしまった。最終順位は5位(日本人1位)だったが、タイムは2:31:10だった。
レース後は淡々とした印象だった岩出だが、解説の髙橋尚子から「よく走った」「レースを作ったのは岩出さん」「自信を持って」などとアドバイスを受けると、涙も見せた。
「強い選手になりたい」という岩出だが、序盤から中盤はそういった力強い走り、自信なども見られる堂々とした走りだった。しかし、最後まではうまくいかなかったわけだが気持ちが強い選手で、次も注目したい選手である。今回のレースをどう活かして、戦略を練るかも見ていきたい。
余談だが岩出の叔父は帝京大学ラグビー部の監督・岩出雅之である。大学8連覇を成し遂げるなど、ドキュメンタリーでも取り上げられた。
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海外招待選手
名前 | 国籍 | ベストTime |
C・ダニエル | ケニア | 2:21.11 |
P・オンゴリ | ケニア | 2:24.20 |
シタヤ・H | バーレーン | 2:25.36 |
モニカ・S | POL | 2:28.26 |
S・パデュー | 英国 | 2:29.23 |
S・ダイバー | AUS | 2:31.37 |
国内招待選手
名前 | 所属 | ベストTime |
岩出玲亜 | ドーム | 2:24.38 |
吉田香織 | TEAM R×L | 2:28.24 |
2016年:優勝はケニアのチェイエチ・ダニエル(2:23.18)で、日本人トップは5位の那須川瑞穂(ユニバーサル・2:33.16)。吉田香織は9位。