マリン・チリッチといえば、全米OP2014の決勝で、錦織が敗れた相手として有名です。トッププレイヤーの1人で、錦織とは互いにリスペクトし合う存在のようです。このページでは、マリン・チリッチの選手名鑑やエピソードを掲載しています。
※2017年9月更新
選手名鑑
マリン・チリッチ
si.robi
国籍:クロアチア(生まれはユーゴスラビア)
198㎝/87㎏
1988年9月28日生まれ
右利き/両手打ち
現在のランキング:7位
今季成績:31勝15敗
プロ転向:2005年
長身を生かした角度ある高速サーブと、安定したストローク力を持つオールラウンダー。特にフォアが強力である。
ビックサーバーと言われることもあるが、カルロビッチなどと違い、サーブ依存度はそれほど高くはない。
真面目で努力をする選手だが、精神面で若干のもろさを見せる時期もあった。
アグレッシブな強打で攻める場面も目立つが、エラーが重なることもある。
2010年の全豪OPではベスト4に入るも、その後は出場停止期間などもあり、低迷した時期を過ごす。
しかし、2014年にコーチを元ウィンブルドン王者のゴラン・イワニセビッチに変更すると復調。全米OPでは錦織を破って優勝した(6-3、6-3、6-3)。錦織は決勝という舞台で、硬くなった部分があった。
2015年シティ・オープンの準決勝では、錦織に6-3、1-6、4-6で敗れている。楽天ジャパンOPでも対戦して、6-3、5-7、3-6で逆転負けを喫している。
2016年は、ジュネーヴOP、オープン13で準優勝。
ウィンブルドン・4回戦で、錦織と今季初対戦で勝利。チリッチは、2014年、2015年にベスト8という成績を残している。
8月のウェスタン&サザンOP2016では、マレーを破ってマスターズ初優勝。
10月のスイス・インドア2016・決勝で、錦織と再び対戦する。
対戦成績は、錦織の7勝4敗。
かつては、ボブ・ブレットをコーチにしていた。
サッカー好きで、ACミランの大ファン。
TBSアナウンサーの石井大裕(修造アカデミー時代に、錦織と対戦したこともある)と、ダブルスを組んだことがある。2014年の全米OP決勝では、石井アナウンサーが錦織を応援しながらも、チリッチの優勝に涙を浮かべたというエピソードがある。
2008年の全米OPでは10代で出場した4人のうちの1人。錦織も10代で出場している。
2013年にコーチとなったゴラン・イワニセビッチは、「テニスを楽しむこと」「サーブをシンプルに打つこと」を、最初にアドバイス。チリッチは劇的な成長を遂げた。特にそれまで回転量を重視していたサーブを、クイックモーションからフラット系に変えて、威力が増した。
現役時代のイワニセビッチは、左利きで、198㎝の長身から放つ通称「サンダーサーブ」を武器としていた。