錦織圭選手の活躍があって、テニスを観戦してみたいと思われる方や、実際に会場に足を運び始めた方もいると思います。ただ、テニスを観戦する上で、マナーや注意すべきこと、また、事前に知っておくと役立つこともあります。そういったことを、このページではまとめています。観戦にこれから行かれる方の参考になれば幸いです。
※あくまでも個人で調べたものなので、公式見解ではない点をご了承ください。
マナーと心得
テニス観戦時のマナー
テニスというのは、選手に極めて高い集中力が要求されます。ですので、プレー中は、妨げにならないように協力する姿勢が必要です。
例えば、プレー中に話したり、音を立てる行為は避けるようにしたいものです。
プレー中というのは、選手がサービスの体勢に入り、相手がその選手を見た時から、ラリーでポイントが入るまでです。この間は、静かに選手のプレーを見守るのがマナーです。 ただ、選手が良いプレーをしてポイントを取った場合などには、惜しみない拍手や歓声をあげることは問題ありません。また、逆に相手選手が良いプレーをした場合にも、拍手をして健闘を称えるのが、テニスにおいてはマナーとなっています。
ですので、「錦織コール」であったり、相手選手に「アウトコール」をするというようなことは、避けた方が賢明のようです。
選手がプレーしている間は静かにして、プレーに集中することに協力する…そのため、他にもいくつか気を付けたいことがあります。
携帯電話はマナーモードにしてください。
ビデオカメラでの撮影は禁止です。
カメラでの撮影は、フラッシュは禁止です。また、シャッター音に気を付けてください。
撮影は自席以外は、撮影は禁止です。三脚も控えた方が良いです。
食べることは問題ありませんが、せんべいなどは音が出るので気を付けたいところです。
特に気を付けたいのが移動に関してです。
移動はコートチェンジ時に行ってください(あるいは、セット間の2分休憩時)。
試合中は移動したり、立つことはマナー違反になります。
ちなみに、コートチェンジは、3、5、7、9、11ゲーム終了時、つまり第1ゲーム以外の奇数ゲーム終了時に行われます。
ポイント間、コートチェンジの時には話しや、応援するのはOKです。
試合前にトイレを済ませ、飲み物も事前に買っておくのが賢明です、というのも、コートチェンジ時の売店、トイレなどはかなり混んでいるからです。
服装に関して気を付けたいのが、いわゆる被り物、仮装などです。国別対抗戦のデビス杯では、多少、お祭り騒ぎの要素もあるので、応援で見かけることあります。ただ、普段の試合では、仮装、被り物などは避ける方が賢明のようです(特に伝統的な国際試合)。サッカーなどでは、応援において一緒に楽しむという考え方で、仮装などをされる方もいると思います。テニスでは、選手が集中できるような環境作りに協力するという点、伝統からマナーが存在するということを考慮する必要があります。
アクセサリー以外の、光沢のある服装は控えてください。
審判などは、各国の隠語を知っており、日本語でも変なことを言うと、退場になることもあるので気を付けてください。
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日本人特有のものに、選手がミスをした時に、ため息が出る場合があります。これは仕方ないことだと思いますが、選手は相当がっくりくるようです。 以前にはクルム伊達選手が、ため息に対して思わず、声を上げて怒りをあらわにしたことがあります。
個人的にはため息まではマナーに含めるべきではないと思います。
ただ、一斉にため息をされると、選手にとって辛いというのは、知っておくと違う対応ができるかもしれませんね。
ちなみに、海外では応援する選手がブレークポイントを握られた時など、拍手をして、激励することが多いようです。
※実際に観戦に行ったとき、いわゆる合いの手、応援に慣れている方がいました。とても良いタイミングで声援をかけていました。このように、観戦に慣れている方を参考に、応援してみてはいががでしょうか。
最後に…サインペンとサインしてほしい物(色紙)などは、すぐに出せるようにしておくとよいかも知れません。筆者も、土居美咲選手の練習終わりに偶然に遭遇したことがあります。しかし、サインしてもらえるようなものがありませんでした。その場には5人くらいしかおらず、(筆者以外)全員サインをもらっていました。
ただ、ないからといっておかしのケースにサインをもらうような方もおり、それは…ちょっと、とも思いました。しっかり、準備してマナーや選手の状況などを考慮して、気持ちよく交流できると良いですね!
ちなみに、サインをもらう場所としては、試合後のコートサイド、出口などがあります。サインしてもらう物としては、大会プログラム、帽子、色紙、テニスボールなどがあります。