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大坂なおみ 日本女子テニス界、期待の新星 16歳で元全米王者を破った経験も! 選手名鑑

現在、日本のテニスは錦織圭という稀有なプレイヤーが出現して、いまだかつてない注目を集めています。一方、女子に目を向けると、伊達公子、杉山愛以来、女子テニス界は低迷が続いている状況にありました

そんな日本の女子テニスに、期待の新人が現れています。若干19歳ながら、元全米王者に勝利したこともある逸材です。

※2017年9月更新

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選手名鑑

大阪なおみ

Embed from Getty Images

大阪府大阪市出身 

1997年10月16日生まれ(19歳) 

現在、ランキングは45位

今季成績:16勝17敗 

180㎝/69kg  

父がハイチ出身のアメリカ人、母親が日本人のハーフ 

日本、アメリカの二重国籍

2001年にアメリカにわたり、父親からテニスの手ほどきをうける。練習場所は近所の公園にあるテニスコートなどであった。 

14歳の頃よりプロのサーキットで腕を磨く。

2013年にプロ転向 

2014年にはWTAツアーバンク・オブ・ウェスト・クラシックの1回戦で、サマンサ・ストーサーを破る大金星をあげた。この時、大坂は406位、ツアーデビュー戦だった。

最速201㎞を誇るサーブを武器、強烈なフォアを武器にしている。ベースライン付近から、重くて速いショットで、ウィナーを取ることができる。また、最近はフットワークが向上し、ストローク戦にも好影響を与えている。加えて、リターンでも強打で、時にエースを奪う。

日本のテニス協会には所属していないが、五輪の強化指定選手である。ただ、アメリカ代表、日本代表、どちらの可能性もある。アメリカ側からの評価も高いと言われているが、無名時代から日本側は協力していた。 

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セリーナ・ウィリアムズにあこがれており、初体面をはたしている。 

目標は世界ナンバー1と、グランドスラムタイトルを多く取ること。また、東京五輪出場への意欲も示している。

歌手では宇多田ヒカル、ビヨンセのファン。

年末の世界ランクは、2012年より、1028位→430位→260位→144位(2015年)と、確実にステップアップしている。

2016年に急成長

四大大会初出場となった、2016年の全豪OPでは、1回戦ではドナ・ベキッチを6-3、6-2、2回戦で第18シードのエリナ・スビトリナ(21位)を6-4、6-4で破り、日本人・女子で唯一、3回戦進出をはたしている。3回戦では、元世界女王、16位のビクトリア・アザレンカに敗戦。しかし、グランドスラム初出場での3回戦進出は、日本では52年ぶり、日本人で2人目の快挙だった。

2016年のマイアミOPでは、サラ・エラニ(18位)を2回戦で破り、3回戦進出。

2016年の全仏OP・1回戦では第32シード、18歳のオスタペンコ(36位)を、2回戦ではルチッチバロ二(52位)ストレートで破り、3回戦進出。

2016年の全米OPでは、バンダウェイ(32位)、イン-イン トアン(92位)に勝って、3回戦進出。

2016年の東レでは、土居美咲(34位)、Cibulkova(12位)、サスノビッチ(107位)、スビトリナ(20位)を破り、自身ツアー初の決勝に進出。伊達公子以来、日本勢21年ぶりの優勝をかけてウォズニアッキ(28位)と対戦したが敗れた。

2017年

全豪オープンは3回戦を棄権。

ウィンブルドンは3回戦で、ビーナス・ウィリアムに敗れた。しかし、一歩も引かない強打の応酬を見せるなど、潜在能力の高さを示した。

全米オープンでは、元世界1位のケルバーを破るなど、3回戦まで進み世界を驚かせた。

元全米王者、サマンサ・ストーサーを破る!

大阪なおみは16歳にして、当時のランキング19位(最高は4位)で、2011年の全米OP王者であるサマンサ・ストーサーを破っています。その時は、最速193キロ出たサーブもさえて、4-6、7-6、7-5と大接戦を演じています。

試合的にもストーサーにマッチポイントを握られてからの逆転であり、無名の16歳が世界を驚かせた瞬間でした。大阪なおみは最大の武器であるビックサーブと、フォアの強打、冷静な読みなどを駆使して、トッププレイヤーから勝利をおさめたのです。

試合後記者から、「人生最高の勝利か?」と尋ねられると、「いいえ、これは人生で2番目。一番嬉しい勝利は姉に初めて勝った時よ」とウィットに富んだ受け答えをして、記者をわかせました。

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