高梨沙羅のメダルの可能性(ピョンチャン五輪・ジャンプ女子)
2月9日に開会式を迎えるピョンチャン五輪。ジャンプ女子は2月12日21:30よりNHK総合で放送されます。
このページでは高梨沙羅について書いていきます。
まず、金メダルを争うライバルですが、ノルウェーのルンビュ、ドイツのアルトハウスが強力なライバルです。
さらに、オーストリアのシュトルツ、ドイツのフォークト、日本の伊藤有希もメダル争いに加わる力を持つ選手です。
まず、高梨の今季の成績を見ていきます。
→ピョンチャン五輪・日本選手でメダル獲得の期待がかかる種目や放送日時
2017/2018シーズン・ワールドカップ・高梨の成績
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高梨沙羅、今回の五輪への思いは相当なものがあるだろう…前回のソチ五輪での涙も印象深かった…
第1戦:4位(優勝はルンビュ、2位はアルトハウス)
第2戦:4位(優勝はアルトハウス、2位はルンビュ)
第3戦:3位(優勝はアルトハウス、2位はルンビュ)
第5戦:3位(優勝はルンビュ、2位はアルトハウス)
第8戦:3位(優勝はルンビュ、2位はアルトハウス)
第9戦:2位(優勝はルンビュ、3位はアルトハウス)
第10戦:4位(優勝はルンビュ、2位ヘルツル)
第12戦:3位(優勝はルンビュ、2位は伊藤)
第13戦:3位(優勝はルンビュ、2位アルトハウス)
第14戦:4位(優勝はシュトルツ、2位ルンビュ、3位アルトハウス)
※団体戦はのぞく・・・
このように、今季はまだ優勝することができていません。
優勝の多くをルンビュが、表彰台の上位をアルトハウスが獲得しています。
高梨は過去53勝しており、これは男女合わせても歴代最多タイ記録という偉業となっています。
また、昨シーズンはワールドカップで9勝をあげました。
過去の実績では群を抜いている高梨沙羅。しかし、今季は未勝利という状況、これはどういうことなのでしょうか…!?
大きな理由の1つに、海外勢の飛躍があります。
ピョンチャン五輪のシーズンに、しっかり合わせてきた…ということが起きています。
また、技術力で先を行ってアドバンテージを持っていた高梨でしたが、海外勢も技術の向上が目立っています。
特にルンビュ、アルトハウスの急成長ぶりが光るシーズンです。
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メダルを競うライバルは…!?
ルンビュ
現在のジャンプ女子、ナンバー1選手
ピョンチャン五輪の金メダル候補・筆頭はノルウェーのルンビュです。
もともとフィジカルに優れた選手で、昨シーズンもワールドカップで勝利を挙げている選手でした。
ただ、ビックジャンプもあれば、失敗ジャンプもあるという荒削りな選手でした。
しかし、今季は技術も向上して安定し、2本そろえるジャンプを連発してワールドカップでも優勝を重ねています。
今シーズンは、ほとんどの試合で優勝、まるで昨年の高梨のようです。飛距離も1人、別次元のジャンプを見せており、金メダルの有力候補です。
ただ、過去の大舞台では結果は残せておらず、大舞台でのメンタル面はどうか?という印象がありました。
ピョンチャン五輪ではそのプレッシャーに打ち克つのか、メダル争いに大きな影響を与えます。
アルトハウス
ルンビュに次ぐメダル候補、アルトハウス
ルンビュと並ぶ金メダル候補の1人がドイツのアルトハウスです。
ルンビュほど飛距離は出ませんが、非常に安定感がありミスが少ない選手です。
スピードを活かしたジャンプを武器に、メダル候補と呼ばれるまでになりました。
今季は優勝もあり、2位という結果も多く、成績では高梨を上回っています。
高梨のライバルになる可能性が高い選手です。
以上の2人と高梨がメダルの有力候補となります。
その他の選手…
とかく大舞台で強いのが真ん中のフォークト、左はシュトルツ(ソチ五輪より)
しかし、表彰台争いに加わる可能性があるのは3人だけではありません。
ソチ五輪、世界選手権で金メダルをとるなど大舞台にとにかく強いドイツのフォークトがいます。
さらに、今季はややスランプに陥っていますが、大舞台では強い印象がある伊藤有希もメダルの可能性があります。
そして、直近の大会で怪我から復帰して優勝したオーストリアのシュトルツは、怖い存在といえます。ソチ五輪では銀メダルを獲得しており、大舞台でも力を発揮できる選手です。加えて失うものがないような状況にあり、復帰できてラッキーという立場ですので、思い切り飛んでくると思われます。メンタル的には有利と言えそうです。
大舞台での結果は…!?
ソチ五輪で五輪競技に採用されたジャンプ女子。
ピョンチャン五輪でも、ジャンプ女子の競技はノーマルヒルの一戦のみ。それだけに大きなプレッシャーがかかります。
そのプレッシャーをどうはねのけるか、いかに活かせるか…アクシデントなどもあるかもしれません。
そういったことも対処し、自分の力を出せた選手が金メダルを手にすることになります。