全米OP2016、錦織が初戦で対戦したのがベンヤミン・ベッカーになります。
様々な異名を持つ選手で、アガシの最後の対戦相手として有名なプレイヤーです。
※2017年9月更新
選手名鑑
ベンヤミン・ベッカー
si.robi
ドイツ出身
1981年6月16日生まれ
178㎝/72kg
右利き・両手打ち
現在のランキング:260位(最高は35位)
7歳からテニスを始める。
大学はアメリカのベイラー大学に所属して、全米チャンピオンになっている。
プロ転向は遅く、24歳である。
2006年のウィンブルドンで、初めて4大大会本戦出場をはたす。
同年の全米OPでは、3回戦でアンドレ・アガシと対戦。テニス史上5人目のキャリアグランドスラムを達成しているアンドレ・アガシを破った。アガシはこの大会後に引退を表明しており、アガシ現役最後の対戦相手として知られるようになる。
この年はこのように活躍が目立ち、421位から62位まで、ランキングが上昇して、最優秀新人賞を獲得した。
この後ベッカーは低迷するも、2009年のオーディナ・オープンでは予選から勝ち上がって、ツアー初優勝をはたした。
ドイツの往年の名選手・ボリス・ベッカー(現在のジョコビッチのコーチ)とイニシャルが同じであることから、「もう一人のB・ベッカー」と呼ばれることがある。
2006年のジャパン・オープンでは、イリ・ノバクとの3回戦で深夜4時近くまで戦った経験を持つ。そのため「最も遅い時間に戦った選手」としても知られるなど、意外な記録に立ち会う縁を持つ選手である。
パワー攻撃が持ち味だが、アメリカ育ちらしく、対角線をうまく利用するなど、戦術にも優れている。また、強烈なサービスを武器としている。
一方で上位ランカーには弱いという特徴も持つ。
対戦成績は錦織の3勝2敗。