日本とアメリカのハーフであるダニエル太郎は、スペインのアカデミー育ちという日本では珍しい経歴になります。まだ、線は細さがありますが、これからフィジカル面も上昇していけば、恵まれた体格を生かしたダイナミックなプレーができる可能性を持つ選手です。
過去にはトッププレーヤを破ったこともあり、その片鱗は見せています。アカデミーではダビド・フェレールとも練習したこともあるという未完の大器は、これから大きな花を咲かすことができるのでしょうか!?
※2017年9月更新
選手名鑑
ダニエル太郎
Carine06
国籍:日本
アメリカ・ニューヨーク生まれ
1993年1月27日生まれ(24歳)
190㎝/76kg
右利き・両手打ち
現在、ランキングは121位
今季成績:4勝8敗
所属:エイブル
父はアメリカ人、母は日本人。
7歳でテニスを始める。
14歳の時に名古屋から、スペインに移住し、バレンシアアカデミーでテニスに取り組む(この学校にはダビド・フェレールも所属している)。
2010年にプロ転向。
2012年~2013年にスペインF15フューチャーズで優勝するなど4勝。
2014年はチリOPで、トマス・ベルッシ(最高21位)、フェデラーを破った経験を持つフェデリコ・デルボニス(最高34位)といった実力者を破って、ベスト8入りをはたした。
4月には念願のデビス杯に日本代表として出場し、チェコ代表と戦った。
この年の全米OPでは、見事に本戦出場をはたした。
2015年にはヴェルチェッリ・チャレンジャーで優勝して、チャレンジツアー初優勝を遂げた。また、念願のトップ100入りをはたしている。
2015年のデビス杯プレーオフのコロンビア戦では、日本代表に選ばれる。試合は2番手で出場して1勝1敗。粘り強いプレーで、ワールドグループ残留に貢献している。
13歳までを日本で育ち、その後、スペインに渡った。そのため、日本語、英語、スペイン語を操れる国際派である。
スペインのクレーコート育ちらしく豊富なスタミナと粘り強いストロークが特徴である。
憧れの選手は万能という理由で、ロジャー・フェデラーである。
スペインのアカデミーでは、人生最後の一球というように全力でプレーするフェレールとも練習していた。
アカデミーでは主に所属していたロシア人との練習が多く、ロシア語もできるようになったという。
趣味は映画観賞で、見終わった後に自分の意見を書くほどである。
多くの大会に出て経験を積むこと、打球スピードを上げること、筋力や体重を増やすことなどを課題に挙げている。
錦織とは食事に行くことがある。