2016年のアルゼンチン・オープン(クレー)では、クレーキングと称されるナダルを準決勝で破り、優勝をはたした新鋭がドミニク・ティエムです。シーズン序盤は絶好調で勝ち星を重ね、まさに昇り竜といえるような存在です。
※2017年9月更新
選手名鑑
ドミニク・ティエム
オーストリア出身
1993年9月3日生まれ
185㎝/82㎏
右利き・片手打ち
現在、ランキングは8位
今季の成績:43勝19敗
父親と母親がテニス選手
父親は有名なコーチで、マッケンローの兄であるP.マッケンローをコーチしていたことがある。
5歳でテニスを始め、2011年の全仏OPのジュニア部門で準優勝。
2012年にプロに転向。
2013年は121位ながら、2014年には39位にランクアップと、急激に実力をつけている新進気鋭の成長株の一人。
2014年に全豪OP本戦初出場。
2014年のマドリード・マスターズでは、スタン・ワウリンカに勝利している(1-6、6-2、6-4)。
2014年の全米OPでは、エルネスツ・ガルビス、フェリシアーノ・ロペスを破って4回戦に進出している。
2015年にはニース・コートダジュール・オープン(250)で、イスナー、キルギオスなどを破って、ツアー初優勝をはたした。この年は飛躍の年となり、ツアー3勝。
2016年は、フェデラー、ナダルから勝利をあげている。クレーコートのアルゼンチン・オープンで、ツアー4勝目をあげた。さらに、3月のメキシコOPも制して、絶好調である。世界ランキングも7位まであげている。
2017年はリオ・オープンで優勝している。
強烈なサービスとフォアハンドを武器としている。また、大きな構えから放たれる片手バックハンドは、コースが読みにくい特徴がある。さらに、反応がよく、相手のプレースタイルを読みながら、攻撃を組み立てることができる。
決勝に進出すると優勝につなげることが多く、勝負強さを持つ。
クレーコートでの優勝が多い。