NHK・BSで「慶應義塾大学庭球部の坂井利彰さんです」という紹介でおなじみの解説者・坂井利彰氏を今回は調べています。時に早朝から、時に深夜遅くまで、選手目線を踏まえながらもわかりやすく、丁寧なコメントで見ていて勉強になる解説をしてくれます。この解説者の坂井利彰氏はいったいどのような人物なのでしょうか!?
コーチ、解説者
坂井 利彰
東京都出身
1974年4月9日生まれ
世界ランキングは最高位が465位
専門はスポーツコーチング、スポーツマネジメント
父親は元プロテニス選手の坂井利郎
慶應義塾大学在籍中には、全日本学生テニス選手権シングルスに優勝した経験がある。
大学卒業後、日本興業銀行(みずほ銀行)、ソニー株式会社に勤める。
2002年にプロ転向
2006年に引退後、慶應義塾大学専任講師、庭球部監督を務めている。
現役時代は、2003年に全豪OPに出場している。また、1992年から1997年の日本代表メンバーだった。
ポリス・ベッカーなどを育てたボブ・ブレッドに、指導を受けていたことがある。
2006年から2008年には添田豪のツアーコーチを務める。
2007年には慶應義塾大学で開かれたチャレンジャー大会である国際テニストーナメントのディレクターを務めた。
現在は横浜の大会のディレクターを行っている。
このように、日本でのテニスの国際化や普及に努めている人物である。
指導方針としては、苦しい時にどれだけ踏ん張れるかという部分を大切にしている。
坂井利郎
早稲田大学卒業
1970年代の日本のテニス界をリードした選手。
第2次世界大戦後、日本人の男子選手としては当時、世界的に最も活躍した選手だった。
ランキングの最高位は75位である。
全日本室内テニス選手権では1972年から1977年に大会6連覇するなど、8度の優勝をしている。
1971年にはデビス杯で2勝を挙げて、日本がオーストラリアに50年ぶりに勝利するのに貢献した。
4大大会にも、すべてで出場を経験している。全豪OPは2回戦、全米OP、全仏OP、ウィンブルドンでは3回戦出場をはたしている。
引退後は一時、伊達公子のコーチを務めていたこともある。また、デビスカップ、フェドカップの代表監督を歴任した。
現在はジュニアテニススクールであるエッグボールACの代表を務めている。
エッグボールとは強烈にスピンのかかったショットのことである。このスクールでは個人の向上と共に、周囲を信頼してコミュニケーションを図ることも大切にしている。なお、スクールは東京の勝どき、駒沢で運営されている。