日本の車いすテニス、男子では国枝慎吾というグランドスラム40回の優勝を誇るエースがいます。 一方、女子では若手ながら、エースとして活躍しているのが上地結衣となります。 このページでは、上地結衣の選手名鑑を掲載しています。
選手名鑑
上地結衣(かみじゆい)
日本(兵庫県)出身
左利き・143cm
1994年4月24日生まれ(23歳)
所属:エイベックス
先天性の潜在性二分脊椎症で、成長と共に、歩行が困難になった。
最初は車いすバスケットをやっていたが、11歳から車いすテニスを始めた。
14歳という最年少で、日本ランキング1位となる。
2008年から2015年まで、全日本選抜車いすテニス選手権で8連覇をしている。
2012年、引退を決意してのぞんだロンドン・パラリンピックで、シングルス・ダブルスでベスト8。大舞台に立ったことで、競技継続を決意した。
2014年は、全仏、全米OPで優勝。この年、ジョーダン・ホワイリーと組むダブルスで、21歳135日で年間グランドスラムを達成(史上3組目)。ギネスに認定された。
2016年、金メダルを目標にしているリオ・パラリンピックでは、シングルス、ダブルスにベスト4まで勝ち進んでいる。
好奇心旺盛で負けず嫌いな性格。
海外遠征を経験することで、国際関係の仕事や外国語の習得に興味を持つようになった。
上地結衣が語る車いすテニスの競技人生について…
「自分はこれまでに色んなことに挑戦してきました。障害を持って生まれてきたということに関しても、たくさんの悔しい想いもしてきました。でも、そうしたことを乗り越える根本には「楽しさ」「楽しむ」「楽しい」という気持ちがあったと思います」
「テニスをずっと続けてこられたのも、一番には「楽しい」という想いがあるからです。「楽しい」からこそ、努力もするし、挑戦もできる」
「練習の後、パートナーの選手とおしゃべりするのも楽しいです。私が「努力」「挑戦」をしていくことにおいて、「楽しい」という気持ちはとても大切なものだと思っています」
「勝つことも大事ですし、反対に負けることも大事です。負けたときの悔しい気持ちがあるから、勝ったときの嬉しい気持ちがわかる」