世界女子カーリング選手権2018
日本8-6イタリア(終了)
試合日時:3月22日(木)8:00~※NHK・BS1(サブ102の時間帯あり)
日本選手権2018を制したチーム富士急が日本代表として世界女子カーリング選手権2018でプレーしています。ここまで7試合を終えて3勝4敗の富士急。現在、3連敗中となっていますが、第8戦はイタリアと対戦となります。試合を速報でお伝えします。
速報
メンバー
日本:1小谷有理沙-2小谷優奈-3小野寺佳歩-4小穴桃里
イタリア:1オリビエリ-2コンスタンティン-3ザポネ-4ガスパリ
メモ:3勝4敗の日本は、今後は強豪との3連戦が控えています。イタリア戦は正念場です。イタリアはリード、スキップがベテランで、若手選手を引っ張るチーム構成です。
観戦メモ:ここ3戦で3連敗と不調に陥っていた日本。しかし、この試合ではしっかりと切り替えてのぞんだ。
大会を通して安定しているリードの小谷有はこのゲームもしっかりプレーしてセットアップ。セカンドの小谷優は前半はややミスもあったが、徐々に安定した。チームをけん引したのはサードの小野寺で、正確にショットを次々と決めるなど安定したプレーを見せた。北海道銀行から助っ人で参加していて難しい部分もあるが、積極的に笑顔を見せてチームの雰囲気を盛り上げた。
このところ不調のスキップ小穴だったが、この試合では良い形でショットを投げる状況が多かった。そして、キーショットを決めることで得点を重ねた。
日本の方がウェイトを先につかめていた。
キーとなったのは第6エンドで日本が4点のビックエンド、7-2で勝負を決めたかに見えた。
しかし、その後は日本にミスが目立ち、イタリアに猛追を許してしまい、第9エンド終わりで7-6となった。
それでも、第10エンドに日本が1点を取り勝利した。
試合を振り返ると、イタリアはやや力が劣るチームでイージーなミスもあったので、日本としては助けられた部分もあった。
また、大差を広げた後に巻き返しを許した点は、反省材料といえるだろう。
それでも、勝利をあげたのは大きかった。
この後はスウェーデン、韓国、カナダと強豪との3連戦が控えている。
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第1E:日本0-1イタリア
メモ:日本の先攻…日本はリードの小谷有の1投目がハウスにかかり、2投目がセンターガード…ガードの裏をめぐる攻防…最初のエンドのため、互いに若干狙いが外れるショットが出ている…サードが終わってイタリアがナンバー1、日本がナンバー2…小穴の1投目はガードにチップするミス…ガスパリの1投目はイタリアのナンバー1をタップするミス…小穴の2投目はイタリアのナンバー1をタップ…ガスパリの最終投擲はドローを決めてナンバー1、イタリアが1点を獲得。
第2E:日本2-1イタリア
メモ:イタリアの先攻、リードは2投ともハウスにドロー…日本はリードの2投をコーナーガードで攻める…ガードがたまる展開…セカンドの小谷優が2投目でガードをダブルテイクアウト…サードが終わって日本がナンバー1、イタリアがナンバー2…ガスパリの1投目はイタリアのナンバー2をタップ…小穴の1投目はイタリアのナンバー2をヒット&ロール…ガスパリの2投目は日本のナンバー1をヒット&ロール…小穴の最終投擲はイタリアのナンバー1をヒット&ステイ、日本が2点を獲得。このエンドはリードからスキップまでつながった。
3/22 22:00-
第3E:日本2-1イタリア
メモ:日本の先攻、イタリアはリードでガードを置かず守備的戦略…クリーンな展開になる…ガードがなく、互いにナンバー1のみハウスに残る状況、ヒット&ステイが続く…サードが終わり、ハウスに石がなくなる…小穴の1投目はショートしてガードになるミス…ガスパリの1投目はガードをテイクアウト…小穴の2投目はナンバー1にドロー…ガスパリの最終投擲は日本のナンバー1をテイクアウト、投げた石も出てブランク(先攻、後攻の交替なし)。
第4E:日本3-1イタリア
メモ:日本の先攻、リードの1投目はガードストーン…イタリアのセカンドは2投目がショートしてガードになるミス…セカンドの小谷優が2投目に良いドローを決めた…小野寺の1投目はガードを置くが狙いを外れた…サードが終わりハウスに石がない状況、イタリアにミスが目立つ…小穴の1投目はナンバー1にドロー…ガスパリの1投目はナンバー1にドロー…小穴の2投目はイタリアのナンバー1をヒット&ロール…ガスパリの最終投擲は狙いを外れてナンバー2にドロー、日本が1点をスチール。
第5E:日本3-2イタリア
メモ:日本の先攻、日本はリードの2投をハウスに入れて守備的…セカンドの小谷優は2投目をスルーするなど連続でミスが出る…しかし、イタリアもセカンドの2投目がスルー…小野寺は2投目で見事なフリーズショットを決めた…サードが終わってイタリアがナンバー1、日本がナンバー2,3…小穴の1投目はイタリアのナンバー1をヒット&ステイ…ガスパリの1投目は日本のナンバー1をヒット&ロール、投げた石が出るミス…小穴の2投目は前の石を押し込み、日本がナンバー1~3…ガスパリの最終投擲は日本のナンバー1をヒット&ステイ、イタリアが1点獲得。
第6E:日本7-2イタリア
メモ:イタリアの先攻、2投ともガードで攻めの姿勢…日本がハウスに石を複数入れて優位に進める…サードが終わって日本がナンバー1,2、3、4…ガスパリの1投目はショートするミス…小穴の1投目はナンバー2にドロー…ガスパリの2投目は日本の石にヒット&ナンバー2にステイ…日本は最大5点のチャンス、小穴の最終投擲はイタリアのナンバー2をヒット&ロール、投げた石が出たが日本が4点を獲得。
第7:日本7-4イタリア
メモ:日本の先攻、大量リードの日本はリスクが少ない戦略(クリーンな展開)をとる…一方のイタリアはリスクを取ってガードを置いて攻めなくてはいけない…サードが終わってイタリアがナンバー1、2…小穴の1投目は狙いを外してしまう…ガスパリの1投目はナンバー3にドロー…小穴の2投目はイタリアのナンバー1をヒット&ステイ…ガスパリの最終投擲はナンバー1にドロー、イタリアが2点を獲得。
第8E:日本7-5イタリア
メモ:イタリアの先攻…イタリアはリードがセンターガード、コーナーガードを置いて攻める…サードが終わりイタリアがナンバー1,2…ガスパリの1投目はガードストーン…小穴の1投目はガードをテイクアウト…ガスパリの2投目は前の石をタップ、イタリアがナンバー1~3…小穴の最終投擲はダブルテイクアウト、イタリアが1点をスチール。
第9E:日本7-6イタリア
メモ:イタリアの先攻、イタリアはガードを置いて攻める…日本のリードの小谷有は1投目のウィッグをミス、2投目はナンバー1にドローを決めた…日本はピンチになりかけたが、イタリアのサードのミスや、小野寺のダブルテイクアウトで展開が良くなった…サードが終わり日本がナンバー1…ガスパリの1投目はショートするミス…小穴の1投目はナンバー1にドロー…ガスパリの2投目はフリーズショットを決めてナンバー1…小穴の2投目はスルーするミス、イタリアが1点をスチール。
第10E:日本8-6イタリア
メモ:イタリアの先攻、1投目が短くなり無効になるミス…日本はリードの1投目を意図的にスルー、小谷有は2投目でしっかりとウィッグを決めた、日本はクリーンな展開を進めたい…イタリアはひたすらセンターガード、日本はそのガードをテイクしていく…サードが終わり日本がナンバー1…ガスパリの1投目はナンバー1にドロー…小穴の1投目はイタリアのナンバー1をヒット&ステイ…ガスパリの2投目のドローは曲がってしまいナンバー2になってしまうミス、イタリアがコンシード(ギブアップ)、日本が1点を獲得して勝利。