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チーム富士急 選手名鑑 小穴桃里、西室淳子、石垣真央、小谷優奈、小谷有理沙、小林宏

curlingカーリング

チーム富士急 選手名鑑

2010年に結成されたチーム富士急。2018年には悲願である日本カーリング選手権での優勝を達成しました。

また、3月に行われる世界女子カーリング選手権2018の日本代表にもなっています。

このページではチーム富士急について調べるとともに、メンバーである小穴桃里、西室淳子、石垣真央などについても書いています。

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チーム富士急

左から小穴、小谷優、石垣、小谷有、西室

拠点:山梨県・山中湖村「Curlpex Fuji(カールプレックス フジ)」

2010年に結成、かつてはチームフジヤマと名乗っていた。

創設から残っているメンバーは西室淳子、小穴桃里の2人である。

コーチは西室淳子の夫である西室雄二。

結成から数年は関東大会でも優勝することができなかった。

選手の入れ替えをしながらチーム力は向上、2018年は日本カーリング選手権を制するにいたった。

3月に行われる世界女子カーリング選手権2018の日本代表である。この大会では、ピョンチャン五輪の金メダル、銀メダルチームとも対戦する。

5月にはLS北見との日本代表決定戦(パシフィックアジア選手権など)も控える。

故小林宏氏の功績

富士急を語る上で欠かせないのが小林氏である。

私財を投じて山梨のカーリング場を建設したり、カーリング教室を開くなどカーリング普及に尽力。

富士急のゼネラルマネージャーを務めており、わかりやすい解説でも有名だった。

2016年に亡くなったが、日本選手権で2位になった富士急を見届けて「私のやってきた事は間違いじゃなかった」と語ったという。

西室は小林氏に対して「小林さんのおかげで富士急を作ってもらえて、また五輪を目指す事が出来た。本当に感謝しています」と感謝の言葉を述べている。

小林氏はスキップの小穴なども指導していた。

※コメントはTVでた蔵より引用

現在のメンバー(2018年時)

リード:小谷有理沙

セカンド:石垣真央

サード:小谷優奈

スキップ:小穴桃里

リザーブ:西室淳子

小穴桃里(こあなとうり)

小学校2年時からカーリングを始める。

山中湖メープルカーリングクラブのジュニア時代はサードで副主将を務めており、テイク系のショットが得意だったという。

チーム結成時は15歳の中学生だった。せっかちという性格だそうだが、チームの司令塔であるスキップをつとめる。

当初はセカンド、サードなどのポジションでスキップをやっていた。

2017-2018年シーズンはフォース・スキップとして、日本カーリング選手権2018で優勝に導いた。

ニックネームはとぅーりおで、好きな言葉は「桃李言わざれど 下自ら蹊を成す」。

これは「史記」、李将軍伝が出典である。

意味は桃やすももは何も言わないが、その花や実を慕って人が多く集まり、その元に向かって自然に道ができていく。

つまり、徳のある人には、自然に人が集まるというたとえになっている。

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西室淳子

1994年、中学時代にPic Ticを結成。1997年には日本カーリング選手権で3位に入っている。

2005年にはで日本カーリング選手権で優勝、トリノ五輪に日本代表選考会に出場したが、五輪の出場は逃した。
その他、世界選手権に出場、パシフィックアジアで優勝するなど実績が豊富な選手である。

2010年にチーム長野が解散、チーム富士急に加入した。
北海道銀行の小笠原歩と同世代であり、常に大きな壁として西室に立ちはだかっていた。

その小笠原率いる北海道銀行を破って、2018年にチームは優勝しており印象的な出来事だった。

石垣真央

2016年6月に加入、それまではヒト・コミュニケーションで活動。

チームでは主にリードを務めていたが、日本選手権ではセカンドに回った。

かつては、吉村紗也香らと常呂高時代にバンクーバー五輪の代表決定戦にまで進んでいる。

また、チーム札幌国際大時代もメディアの注目度は高かった。

その後、吉村は北海道銀行に進むなど、チームメンバーはそれぞれの道を進んでいる。

小谷優奈

主にセカンドを務めていた小谷優奈は、日本選手権ではサードとして健闘した。

小谷有理沙

小学校2年生からカーリングを始めた。

小谷優奈の妹。

日本カーリング選手権でリードを務めた。高校2年での優勝となった。

チーム富士急を解説

日本カーリング選手権・成績(近年)

2015年:3位

2016年:2位

2017年:3位

2018年:優勝

 

…現在のメンバー構成は2017-2018年の急造的な布陣だった。これまでチームの中心で、フォースだった西室が産休に入ったためである。

実際、各ポジション、経験のない初めてというメンバーがほとんどだった。

このような状況だったが、「必死のプレー」「目の前に集中」するプレーを引き出すなど良い方向に働いた。

その結果、日本選手権では1試合ごとに確かな成長を感じさせたのである。

近年の日本カーリング選手権で、富士急は上位に顔を出す常連だった。
しかし、国内トップチームであるLS北見、北海道銀行、中部電力などにはなかなか勝てなかった。

「ショット精度、判断力などすべて」力が足りないと小穴は語っていた。

その殻を破ったのが日本カーリング選手権2018だった。

予選でこそ北海道銀行、中部電力に敗れだが、準決勝で中部電力、決勝で北海道銀行を破って初優勝をとげた。

3月には世界選手権の出場も控えており、真価が問われる大会になる。

また、4年後の北京の足掛かりにするためにも、富士急にとっては重要な大会となる。

最後に個人的な感想だが、2017年の日本選手権は投げる石を間違えて小穴が叱責されるなどチームワークに不安を感じさせた。また、チームの雰囲気も少し良くない印象だった。

しかし、2018年は良い雰囲気を感じさせていた。勝負どころでも粘り強かったし、チームがうまくいっていると感じさせた。サードの小谷は自然体でプレーしており、存在感が光った。世界選手権ではどのようなプレーをするだろうか…。

世界選手権は強豪ぞろい、かつ日程もタイトで思うようにいかない時もあるだろう。しかし、日本選手権のようにチームワークを大切にがんばってほしい。

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