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カーリング女子・有力チーム 北海道銀行/LS北見/富士急/中部電力

カーリング女子・有力チーム

しのぎを削った平昌五輪の代表争いを制し、五輪で日本初の銅メダルを獲得したLS北見

そのLS北見を最後まで苦しめた中部電力、ライバルである北海道銀行、強豪の富士急などが力をつけて4強時代とも一部言われていますが、カーリング女子の有力チームを紹介していきます。

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チーム名鑑

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LS北見(ロコ・ソラーレ)

2010年にチーム青森を脱退した本橋麻里が中心になって結成されたチーム。スポンサーはNTTラーニングシステムズ。創設当初のメンバーは全員が北見市(旧常呂町出身)出身という地元にこだわったチームである。

現在のメンバーは、吉田知那美、吉田夕梨花、鈴木夕湖、藤澤五月の5名である。

創設メンバーで残っているのは、吉田夕、鈴木であり、吉田知那美、藤澤五月は後から加わった選手である

チーム構成はリードが吉田夕梨花セカンドが鈴木夕湖サードが吉田知那美スキップが藤澤五月。ピョンチャン五輪後に本橋麻里は代表になり、選手としては一歩引いた。

世界選手権2016で銀メダルを獲得、日本史上初である。さらに、2018年のピョンチャン五輪2018で銅メダルを獲得して、日本初の五輪メダリストとなった。

なお、選手の詳しい説明は藤澤五月吉田知那美LS北見チーム名鑑をご覧いただきたい。

このチームにはフォルティウスと因縁というか、密接な関係にある選手がいる。

本橋麻里はチーム青森で、小笠原歩、船山弓枝とメンバーだった。また、その後のチーム青森では中心となり、近江谷杏菜と共にトリノ五輪に出場している。

加えて、吉田知那美は中学生のころから小野寺佳歩とチームを組んでいたし、北海道銀行フォルティウスの創設メンバーの一人でもあった。このように、密接な関係にある両チームは、サッカーで言えば、ダービーマッチのような間柄といえるかもしれない。

なお、チーム名の由来は「ローカル」「常呂っ子」とイタリア語の太陽から「ソラーレ」を合わせたものになっている。

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日本チームが活躍した主な大会

世界女子カーリング選手権2018

→日本代表は日本選手権を制した富士急。

ピョンチャン五輪2018

→カーリング史上初の銅メダルを獲得したLS北見。日本カーリン史上、最もエポックメイキングな大会となった。

日本カーリング選手権2018

平昌五輪・女子カーリング日本代表決定戦

→LS北見、中部電力が日本代表の座を争い激闘を繰り広げた大会

日本カーリング選手権2017

→LS北見の優勝をはばんだ中部電力、復活を印象付けた。

世界女子カーリング選手権2016

→新たに藤澤を加えたLS北見が躍動、2位となり世界を驚かせた。

日本カーリング選手権2016

→決勝でLS北見と北海道銀行が対戦、2強時代と言える大会

北海道銀行フォルティウス

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2011年に小笠原歩、船山弓枝、吉田知那美、小野寺佳歩によって結成されたチーム。2014年にはソチ五輪に出場し、5位入賞をはたしている。この大会前の日本代表決定戦では、藤澤五月率いる中部電力を破っている。

2015年の日本カーリング選手権で優勝。世界女子カーリング選手権2015では、6位に入っている。

現在のメンバー構成は、近江谷杏菜(リード)、船山弓枝(セカンド)、小野寺佳歩(サード)、小笠原歩(スキップ・フォース)、吉村紗也香(リザーブ)となっている(日本選手権2018)。ただ、メンバーのポジションが流動的で、試行錯誤している印象だ。

ちなみに、「フォルティウス」というのはラテン語で「より強く」という意味で、小笠原らがチーム青森を結成した当初、チーム名として使用していた。

チーム富士急

山梨県を拠点に活動する富士急行のカーリングチーム。かつてはチームフジヤマと名乗っていた。

山中湖村の施設を活動拠点にしている。解散したチーム長野から西室淳子が加わり、中心メンバーとなって2010年にスタートした。

メンバーの入れ替えもあり、創設メンバーで残っているのは西室淳子、小穴桃里の2人。

現在のチーム構成は小谷有理沙(リード)、石垣真央(セカンド)、小谷優奈(サード)、小穴桃里(スキップ)、西室淳子(リザーブ・産休中)となっている。国内の大会では上位に入る常連だったが、トップチームに1歩及ばないという状況が続いていた。

しかし、現在のチーム構成になり、日本カーリング選手権2018で快進撃を見せ、中部電力、北海道銀行と国内トップチームを破り優勝。世界女子カーリング選手権2018では日本代表として出場して4強時代の一角に加わった

富士急チーム名鑑

中部電力

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2007年の中部電力長野支店のメンバーで結成されたのがきっかけで誕生したチーム。中部電力の従業員で構成されている。

チーム構成は石郷岡葉純(リード)、中嶋星奈(セカンド)、北澤育恵(サード)、松村千秋(スキップ)。チームの主力だった清水絵美は2018年に引退、マネージャーとなった。

美人プレイヤーで有名な市川美余、国内屈指のスキップと言われた藤澤五月がプレイしていたチームで、日本選手権を4連覇した経験を持つ。

その後、サードの市川、スキップの藤澤がチームを抜けるなど低迷した。

しかし、松村、清水が中心となりチームは復権、若手も成長した。日本カーリング選手権2017を制するなど、五輪まであと一歩に迫った

しかし、平昌五輪・女子カーリング日本代表決定戦でLS北見に敗退。優勝候補として出場した日本カーリング選手権2018では準決勝で富士急に敗れるなど、苦戦している。

ヒト・コミュニケーションズ(red WINS)

「WINS」は吉村紗也香がスキップをしていた常呂高校チーム(ちなみに、小野寺佳歩も参加したことがある)。当時は高校生ながら、チーム青森を破るなど、活躍しており、将来が楽しみなチームだった。「WINS」のメンバーは札幌国際大学に進み、チームを継続。五輪を目指したが、残念ながら手が届かなかった。大学卒業後、チームを継続したいと考えていたメンバーは、ヒト・コミュニケーションズの支援を受けカーリングを継続。五輪をめざし、日々練習を重ねている。そのためメンバーは、吉村紗也香とゆかりのあるメンバーで構成されている。石垣真央、井田莉菜、石山奈津子、小川香奈が所属していた。

日本カーリング選手権2015

予選

1位:北海道銀行(7勝1敗) 

2位:LS北見(7勝1敗) 

3位:ヒト・コミュニケーションズ(5勝3敗) 

4位:チームフジヤマ(4勝4敗) 

5位:青森県協会(3勝5敗) 

6位:中部電力(3勝5敗) 

7位:名寄協会(3勝5敗) 

8位:チーム京都(2勝6敗) 

9位:北見工業大学(2勝6敗)

決勝

北海道銀行8ー5LS北見 

準決勝 LS北見5-2チーム富士急  

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