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吉村紗也香 強い意欲を持って、高みを目指す

吉村紗也香(女子カーリング)

WINSとして活動を始める

北海道常呂郡常呂町出身の吉村 紗也香は、1992年1月30日生まれです。常呂小学校の4年生の時にカーリング教室に参加したのがきっかけで、カーリングを始めています。

WINSは長くチームとして続き、石垣真央、氏原梨沙、井田莉奈の4人で、常呂中学校、常呂高等学校でも『常呂高等学校WINS』として活動をしていました。高校の時には吉村紗也香はバレーボール部にも所属しています。

2009年には第4回全国高等学校カーリング選手権大会に出場して優勝もしています。また、後に北海道銀行でチームメイトになる小野寺佳歩を加えて、バンクーバーオリンピックの日本代表決定戦にも出場。この時には、チーム長野の前に敗退しています。吉村は「やり切ったので、悔いはありません。勉強になりました。今回の大会を生かして、みんな(大学に)進学するんですけど、また同じチームで、4年後のオリンピックを目指して頑張りたい。」と大会後に語っています。

加えて、2009年、2010年には日本カーリング選手権にも出場していますが、近江谷杏菜らがいたチーム青森に敗戦し、準優勝という成績でした。特に2009年の選手権では、延長戦の11エンド、後攻での最後の1投をショートさせ、2点を奪われて敗戦し、人目をはばからず涙しています。”「最後のショットが決まっていればもしかして、という試合でした。もっと精神面が強くなりたいとか課題が見えたときです」”と後に語っています。

出典:吉村 紗也香 「より高みを目指して踏み出した一歩」

選手名鑑

札幌国際大学で五輪を目指す

『常呂高等学校WINS』のメンバーと共に札幌国際大学に入った吉村紗也香は、さらにカーリングに打ち込みます。元々、大学の氷上部にはフィギュアやアイスホッケー部はありましたが、彼女たちが入部するにあたり、カーリング部も創設されました。

2010年から3年連続で、日本ジュニアカーリング選手権に優勝。パシフィック・アジアジュニアカーリングにも日本代表のスキップとして出場し3連覇、2013年のジュニアの世界大会でも3位に入るなど、活躍を続けます。この他にも、冬季ユニバーシアード日本代表として出場し、2011年には4位になっています。

そして、念願のソチオリンピックの日本代表をかけた大会に出場しましたが、予選ラウンドロビンで2勝4敗で敗れてしまい、決勝戦に出場することができませんでした。

”「悔しかったですね。うーん、何て言ったらいいんだろう……悔しかったです。うまく言えないけれど」”

後に語られたこの言葉からはもどかしさ、未だに整理がついていない部分が垣間見えます。

北海道銀行フォルティウス

高校、大学と念願のオリンピックに手が届かなかった吉村紗也香は、カーリングを続けることを決めていました。もともと意欲と向上心にあふれる吉村は、オリンピックを目指せる高いレベルのチームとして、小笠原、船山らがいる北海道銀行に2014年に入社し、広報部に配属されました。業務を行いながら、北海道銀行フォルティウスのメンバーとして活動を始めたのです。広報部では昼に仕事をして、午後からはカーリングの練習という形です。

北海道銀行を選んだ理由を、

”「小笠原さんと船山(弓枝)さんはたくさん経験をして今があります。ゲームの中でも豊富に作戦を持っていますし、入ればいろいろなことが勉強できる、吸収できるんじゃないかなって思いました」

「今まで日本選手権優勝もしていないですから、毎年日本のトップでありたいなと思いますね。トップを維持しながら最終的には平昌オリンピックに出場したいと思っています。競技を続けている上でやっぱり最大の目標ですから」”と語っています。

出典:吉村 紗也香 「より高みを目指して踏み出した一歩」

世界女子カーリング選手権2015での喜びと辛酸

吉村紗也香は新生・北海道銀行フォルティウスのサードとして世界選手権に出場しています。地元での初舞台ということもあり、無我夢中の序盤戦は素晴らしいショットを連発し、スウェーデン、スコットランドなど、ソチ五輪のメダリスト相手の勝利に貢献しました。スキップ経験がある吉村がサードに回ることで、勝てる可能性が高まった印象です。

一方で、彼女がミスをすればスキップの小笠原への負担がまし、実際、アメリカ戦、ロシア戦などではミスをして、チームも敗北しています。吉村は思わず涙をもらしていました。

このように、勝利の喜びも、敗北の辛酸をなめた大会になりましたが、吉村紗也香の成長の糧になったのではないかと思います。吉村は大会後、「プレーオフ進出はできなかったんですけれど、最後まで全力でプレイして勝って、良い形で終われたので良かったです。(試合途中の涙は)ショットが思うように決まらずにくやしい思いをして、自然と涙が出てくるような感じでした。初めての世界大会だったんですけれど、負けた試合というのは、勝てないというわけではなかったので、来年の世界大会に向けてチーム一丸となってがんばっていきたいです。(今大会得られたものはという質問に)今大会はドローが調子が良くて、ドローの自信になった大会でした」と語っています。

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