2017年は多くの勝ち星をあげるだけにとどまらず、マスターズで連勝するなど、大活躍を見せているのが若干20歳のアレクサンダー・ズベレフです。トップ10入りもはたし、勢いに乗っている最高の若手成長株と言えるでしょう。
※2017年9月更新
選手名鑑
アレクサンダー・ズベレフ
si.robi
国籍:ドイツ
198㎝/86kg
1997年4月20日生まれ(20歳)
右利き・両手打ち
プロ転向:2013年
現在のランキング:6位(自己最高)
今季成績:46勝14敗
優勝:シングルス5勝、ダブルス1勝
四大大会では、2017年のウィンブルドン・4回戦進出が最高
父、母ともにプロでテニス経験があり、兄のミーシャ・ズべレフもプロテニス選手である。
ジュニア時代には世界ナンバー1になっている。
線が細く、フィジカルは発展途上だが、独特のタッチと優れた感覚を持つ。
精度が高く、伸びがあるショットを放つ。
198㎝と長身ながら動きも良い。
ビックサーブ(常時200キロを超える)、ストロークからの攻め共に良く、多彩な攻撃を持つ選手で弱点が少ない。
ズべレフに対し、トップ選手は称賛の言葉を送っている。
ナダルは「世界1位になりうる」
ジョコビッチ「明るい未来が待っている」
ワウリンカ「テニス界の未来」
視野も広く、ショット選択も的確で、判断力に優れていると言える。
2015年にトップ100入り、 年間最優秀新人賞を獲得。
2016年にサンクトペテルブルク・オープン・決勝でワウリンカを破り、ツアー初優勝。
2017年はBNLイタリア国際(ローマ・マスターズ)で、ラオニッチ、イズナー、ジョコビッチを破って、マスターズ初優勝※。さらにロジャーズ・カップでマスターズ2大会連続で優勝、トップ10入りもはたしている。今季は多くの勝ち星を挙げているが、ワウリンカ、チリッチ、ベルディヒ、ツォンガなどの強豪にも勝っている。
対戦成績は、錦織の0勝1敗。
※2011年以降、BIG4以外で優勝した選手は、ワウリンカ、フェレール、ツォンガ、チリッチだけである。ズべレフの20歳での優勝は快挙だった。
なおBIG4に対しては、フェデラーには2勝2敗、ナダルには0勝3敗、マレーには0勝1敗、ジョコビッチには1勝0敗である。※2017年8月現在
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