サンクトペテルブルク・オープン2020
9月はゼネラリ・オープン、イタリア国際、ハンブルク ヨーロピアン・オープン、全仏と積極的に試合をこなした錦織圭。ATP500に今季から昇格したサンクトペテルブルク・オープン2020に出場します。サンクトペテルブルクの男子シングルス、錦織圭のドロー、組み合わせ、試合結果、テレビ放送、出場選手など注目していきます。
※錦織は出場をとりやめ
テレビ放送
※GAORAで放送、BS朝日は放送ありそうですが詳細は掲載していません。わかり次第更新。
※錦織の試合時間はわかり次第更新
組み合わせ/ドロー(ベスト8)
試合結果
1回戦/
錦織0-0
錦織 | 0 | 0 | 0 | 0 |
0 | 0 | 0 | 0 |
—
対戦成績
復帰後のクレー4連戦
ゼネラリオープンで1年ぶりに復帰した錦織は、サーブが不安定、試合勘不足を露呈し、セルビアの若手キツマノビッチに手痛い逆転負け。
イタリア国際は1回戦で32歳ラモスをストレートで破り、復帰後初白星。しかし、2回戦でイタリアの新鋭ムゼッティに敗戦。
ハンブルクでは1回戦でクレー巧者チリのガリンに0-6,3-6と完敗した。
全仏では1回戦で32シードのエバンスをフルセットで破った。しかし、2回戦で74位トラバグリアにやはりフルセットの末敗れている。トラバグリア戦は復帰後、一番内容が良い試合だと言われている。
9月は4大会にもエントリーし、試合勘を戻す作業に尽力している錦織圭。初参戦の大会のため、サーフェスや環境に苦しむ可能性はあるだろう。現状、強く打てるボールを甘く返したり、勝負所でものにできなかったり、フットワークも本調子から離れているなど、課題が山積みだ。ハードに戻り、復調するかに注目だ。
サンクトペテルブルク
過去には屋内カーペットコートをサーフェスに採用していた。今は屋内ハードだ。今季は大会現象の諸事情もあり、ATP250から500に昇格した。
1912年までロシアの首都だった。10月の平均気温は6,2度だが、最低気温は-12,9度と寒い。高い文化水準を誇り、ドストエフスキーなど文豪がこの都市を題材にしている。世界遺産も多数、観光都市でもある。
トピック
再開後の賞金事情:9月に再会したATPツアー。病気の流行が影響を与えています。賞金に関しては、上位選手の賞金が下がるかわりに、下位の選手にも賞金が手厚く配分される傾向が次強まりました。例えば全仏2020では、予選1回戦敗退では122万(去年は85万)、予選2回戦敗退は196万(去年は150万)、予選3回戦敗退は314万(去年は294万)、本戦1回戦敗退は738万円(去年は564万円)となっています。
アンダーサーブの是非:ハンブルクの準々決勝23歳のブーブリック(カザフスタン)がアンダーサーブを使用した。トスは上げず、目線を下げ、緩い球に対し、対戦相手のガリンはおいつけずに苛立ち、怒りをあらわにした。しかし、ルール上は問題ないが、賛否両論があがっている。メディアの中には「非正統的なプレースタイル」とするものもある。アンダーサーブは相手を揺さぶったり、メンタルやリズムに影響を与える戦略になるかもしれない。しかし、ブーブリックは試合に負けたため、どれほど有効かは未知数だ。ちなみに、ナダル、ジョコビッチなどは戦略の幅が広がると是としている。
サンクトペテルブルク・オープン2020・概要
場所:ロシア/レニングラード
日程:10/12~10/18
時差:-6時間
ドロー:32
カテゴリー:ATP500
サーフェス:屋内ハード
2019年・優勝者:メドベージェフ(ロシア)。
ポイント:優勝は500
備考:錦織は初出場の大会。ATP500に昇格しており強豪も多数参加する。屋内ハードというサーフェスに慣れることも重要。
ドロー,組み合わせ
-男子シングルス-
2020出場選手(上位)
※成績は2019年
錦織圭/日本/35 不参加
メドベージェフ/RUS/5 優勝
ツチパス/GRE/6
ゴファン/BEL/11
ルブリョフ/RUS/12 ベスト8
シャポバロフ/CAN/14
カチャノフ/RUS/16 2回戦
ワウリンカ/CAN/17
カレノブスタ/ESP/18
ラオニッチ/CAN/19
ディミトロフ/BUL/22
コリッチ/CRO/26 準優勝
他※ATPツアーランキング
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