ピョンチャン五輪・女子カーリング・3位決定戦
日本5-3イギリス(終了)
試合日時:2月24日(土)19:30~※NHK総合
ピョンチャン五輪・女子カーリング日本代表・LS北見。予選ラウンドロビンを4位で突破、準決勝の韓国戦は7-8で惜敗しました。3位決定戦では日本初の銅メダルをかけてイギリスと対戦します。注目の一戦を速報でお伝えします。
速報:準決勝
速報
メンバー
日本:1吉田夕梨花→2鈴木夕湖→3吉田知那美→4藤澤五月(控え:本橋麻里)
イギリス:1ローレン・グレイ→2ビッキー・アダムス→3A・スローン→4イブ・ミュアヘッド
観戦メモ:銅メダルマッチとなった大一番。予選後半から調子を落としていた日本代表だが、準決勝の韓国戦は最後まで健闘して良いプレーが戻っていた。このところ不調だったセカンドの鈴木は、午前の練習にも1人参加、そのプレーは注目だった。
イギリスは守備的な戦略をとり、慎重なプレーをすることが多いゲームとなった。そのためか、2点以上の複数得点がない緊張感のある接戦となった。
前半5エンドが終わり日本2-3イギリスという展開。第6E、第7Eはブランクエンド、勝負は終盤にもつれこんだ。第8エンドに日本は1点、さらに第9エンドに1点をスチールして4-3として初めてリードをした。最後の第10エンド、イギリスに2点の目があったが、最後はミュアヘッドの投擲がミスショットになり勝負が決まった。
勝利を呼び込んだのは、本当に粘り強いプレーぶりといえる。特に勝負の後半戦でショットがつながりだして、最後の最後にLS北見らしいプレーが目立った。この大会を通して、大味なゲームはカナダ戦のみ、あとはとにかく諦めない姿勢で接戦、見ごたえある試合を見せてきたLS北見。銅メダル獲得の大一番で、その姿勢が実った。
日本の各選手だが、大会を通して安定している吉田夕梨花はこの試合もショットが良かった。また、サードの吉田知那美も復調しつつあり、特に後半戦は得意のテイクアウトショットなど良いショットが目立ち笑顔も戻った。そして、大会を通してチームを引っ張っていた藤澤五月も相変わらずの強さを見せ、大きなミスはなくミスを最小限にとどめた。後半の勝負どころでは次々とキーショットを決めていた。まさに、スキップという活躍を見せて、銅メダル獲得のためにチームをけん引した。この大会ではっきりと実力を証明した。以前は集中力が途切れることがあったが、この大会では全くなかった。そのため、ほとんどのゲームが接戦となった。
最後に注目のセカンドの鈴木夕湖だが、前半戦はショットが安定せず心配させるものだった。しかし、終盤は良いショットを決めて、努力を実らせた。また、スイープで大いにチームを助けた。まさに、縁の下の力持ちという存在である。
ちなみにこのチームを結成したのは本橋麻里である。今回はリザーブだったが、上村愛子さんの「本当に良いチーム」という言葉通り、良いチームを作ってくれた。
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第1E:日本0-1イギリス
メモ:日本が先攻、1投目はセンターガード、イギリスは1投目をハウスに入れて様子見…ガードの裏、ハウスにドローして、それをテイクアウトする展開が続く…セカンド・鈴木の2投目はショートしてガードになった…セカンドが終わり石がなくなるクリーンな展開…サードが終わってイギリスがナンバー1…藤澤の1投目はイギリスのナンバー1をテイクアウト…ミュアヘッドの1投目はナンバー1にドロー…藤澤の2投目はイギリスの石をヒット&ステイ…ミュアヘッドの最終投擲は日本の石をヒット&ロール…ブランクを狙うもミスになりナンバー1、1点獲得。
第2E:日本1-1イギリス
メモ:イギリスの先攻、1投目はハウスに入れる守備的戦術…セカンドの鈴木の2投目はガードに当たり狙いを外れた…サードが終わりイギリスがナンバー1,2…ミュアヘッドが1投目で日本の石をヒット&ステイ…藤澤の1投目はイギリスのナンバー1をヒット&ステイ…ミュアヘッドの2投目は日本のナンバー1をヒット、投げた石も出た…藤澤の最終投擲は奥に流れるもぎりぎりでナンバー1、日本が1点獲得。
第3E:日本1-2イギリス
メモ:日本の先攻、1投目はガードを狙ったがハウスに入ってしまった…その後はクリーンな展開に…サードが終わって石が全くない状況…藤澤は1投目でハウスにドロー…ミュアヘッドは1投目でヒット&ロール…藤澤は2投目でヒット&ロール…ミュアヘッドの最終投擲はヒット&ステイ、投げた石は出したかったが残ってしまう…イギリスが1点獲得。
第4E:日本2-2イギリス
メモ:イギリスの先攻…ガードが置かれその裏をめぐる攻防…互いにサードが2投とも良いショットを決めた、吉田知はガードを飛ばしてナンバー1を出すナイスショット…ミュアヘッドの1投目はナンバー1にドロー…藤澤の1投目は見事にナンバー1にドロー…ミュアヘッドの2投目はナンバー2にフリーズショット…藤澤の2投目は狙いより曲がってしまいナンバー2を作れず…日本が1点を獲得。
第5E:日本2-3イギリス
メモ:イギリスの先攻、1投目にコーナーガードを置いて攻撃的な戦術に転換…セカンド鈴木は2投目でテイクアウトを決めたが投げた石が出てしまった…サードが終わってイギリスがナンバー1…難しいショットが求められる展開…藤澤の1投目はナンバーにドロー…ミュアヘッドの1投目は日本のナンバー1をタップする見事なショット…藤澤の2投目はイギリスのナンバー1をタップしてステイ…ミュアヘッドの最終投擲は、日本のナンバー1をタップして1、2を作ろうとするも狙いが外れた、イギリスが1点獲得。
第6E:日本2-3イギリス
メモ:イギリスの先攻、1投、2投ともハウスに入れて守備的戦略…日本は1投目をコーナーガード…ガードがなくなりクリーンな展開…サードが終わって日本がナンバー1…ミュアヘッドは1投目で日本の石をテイクアウト…藤澤の1投目はナンバー1にドロー…ミュアヘッドの2投目は日本のナンバー1をテイクアウト…藤澤の最終投擲はイギリスのナンバー1をテイクアウト、投げた石も出てブランク(先攻、後攻の交替なし)
第7E:日本2-3イギリス
メモ:イギリスの先攻、1投目でセンターガードをドロー、日本に1点を取らせたい狙い…ハウスのセンターラインに石が縦に並ぶ展開…日本が序盤でよい形にしたが、イギリスのセカンドに見事なダブルテイクアウトを決められた…サードが終わって、イギリスがナンバー1、日本がナンバー2…ミュアヘッドの1投目はイギリス、日本の石をテイクアウト…藤澤の1投目はイギリスのナンバー1をテイクアウト…ミュアヘッドの2投目はフリーズショットを決めてナンバー1…藤澤の最終投擲はイギリスのナンバー1をテイクアウト、投げた石も出てブランクエンド。
第8E:日本3-3イギリス
メモ:イギリスの先攻、2投ともハウスに入れる守備的戦略…日本は1投目でコーナーガード、2投目は吉田夕がダブルテイクアウトを決めた…サードの吉田知は2投とも良いショットを決めた、サードが終わって日本がナンバー1,2…ミュアヘッドの1投目は日本のナンバー1をヒット&ステイ…藤澤の1投目はヒット&ステイ…ミュアヘッドの2投目は日本のナンバー1をテイクアウト、しかし投げた石も出てしまうミス…日本は2点を狙うが、藤澤の最終投擲は前の石をタップして1点獲得にとどまった。
第9E:日本4-3イギリス
メモ:日本の先攻、日本はガードを置いて攻めていく…セカンドの鈴木は2投とも良いショットを決めた…日本がナンバー1を持ち、ガードで守る展開…イギリスのサードがダブルテイクアウトを決めた…サードが終わってイギリスがナンバー1…藤澤は1投目でナンバー1にドロー…ミュアヘッドの1投目はガードから日本のナンバー1をテイクアウト、しかしイギリスの石も出してしまった…藤澤の2投目はナンバー1にドロー…ミュアヘッドの最終投擲は前のガードから中を狙うが外れる、日本がナンバー1、日本が1点をスチール…藤澤が2投とも見事なドローショットを決めた。
第10E:日本5-3イギリス
メモ:日本の先攻、1投目をコーナーガード…イギリスは1投目でコーナーガード、攻めて複数得点が必要…日本は良いショットがつながってきている…イギリスはセットアップで若干のミスが出ている…サードが終わってイギリスがナンバー1、日本がナンバー2、3…藤澤の1投目はナンバー2に…ミュアヘッドの1投目はナンバー1にドロー…藤澤の2投目はナンバー3にドロー…イギリスは2点を狙う、ミュアヘッドの最終投擲は前の石から狙うも狙いを外れた、日本の石がナンバー1になり1点をスチール。日本が銅メダルを獲得。
速報:準決勝
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